ディズニー映画「私ときどきレッサーパンダ」について考察しました。
今時のディズニーってこんな感じなんだ!と衝撃を受けたのですが、自分なりの疑問点や考察したことについて記事にまとめました。
・生理ネタへの扱い
・毒親としての描かれ方
・こんな男子いるよね!なタイラー
私ときどきレッサーパンダは気持ち悪いのか
私ときどきレッサーパンダでググると「気持ち悪い」という言葉がサジェストされるのですが、見ての通りグロテスク的な「気持ち悪い」感じはありません。
Disney and Pixar’s #TurningRed has been honored on the #GoldList by @GoldHouseCo and @capeusa, winning Best Animated Feature and honorable mention for Best Original Screenplay! #ConsiderGold pic.twitter.com/a41Z1CRxDc
— Disney and Pixar’s Turning Red (@PixarTurningRed) January 10, 2023
気持ち悪い、というかディズニーの作品については異質だと感じたのは以下の部分です。
・主人公の女の子メイがヲタクっぽい
なんていうかまたなんていうか女子にありがちな?妄想とかしちゃう系のヲタクです。
私ときどきレッサーパンダは生理ネタが多い
やたらと「生理ネタ」の多い「私ときどきレッサーパンダ」ですが、とりあえず自分の感覚としては家族でみるのには問題ない感じです。
また、生理がやたら強調されてるような印象なのですが、実際に映画で描こうとしているのは「思春期」「成長」「親からの独立」的なものです。
「私ときどきレッサーパンダ」の生理ネタ
「私ときどきレッサーパンダ」は生理ネタ、というか実際の生理というよりも「娘の生理をやたら過保護に対応する母親」というかたちでネタにされていました。
People didn’t like Pixar addressing a girls transition to womanhood in Turning Red.
I 100% understand why some find the topic uncomfortable but there’s nothing “inappropriate” or “disgusting” about a woman’s period. It’s a natural stage of their life. I respect Disney for this. pic.twitter.com/aQ5TGmcoaT
— JOLLY J✨ (@DynamoSuperX) March 13, 2022
「私ときどきレッサーパンダ」で生理を扱う理由を分析
この「私ときどきレッサーパンダ」では母親が娘であるメイの体に起こる異変(実際は生理ではなくレッサーパンダに変身すること)を「これは生理に違いない!」って勘違いして、やたらと過保護になる、というか世話を焼きたがる場面が印象的です。
でも、メイとしてはそれがうざいんですよね。映画を見ればわかるんですが、そんなことされたら「もう学校にいけない!恥ずかしい!」レベルの「娘の初潮」に関する過保護ぶりです。
おそらく「生理」というのは、「自分ではとめられない成長」なのかな、と感じました。
というのも、反抗期だとメンタル面が大きいので、どうしても個人差があるけど、身体的な成長ならだれでも経験するので…
つまり、ここでメイがただの反抗期みたいな感じにしちゃうと「えーでもわたしは親にあんなに反抗しなかったよ!!大げさじゃん!」ってなりやすいんですが、身体的変化にすれば、(男性からの共感については微妙ですが)女性からするとある意味共感しやすいのかな、と感じました。
そしてそれについては親であっても人にあれこれいわれるのは、恥ずかしいような気持ちになる。
ちなみに映画中でメイは13歳なのですが、実際に生理を迎えている年なのかについては触れられていなかったように思えます。
私ときどきレッサーパンダは毒親の話なのか
私ときどきレッサーパンダはメイと母の関係、母親からの自立を描いてる作品です。
これってディズニーだと珍しいような気がします、ディズニーのキャラクターって親が片方生存していない・または両方生存していないことも多いです。
私ときどきレッサーパンダの母が毒親だとされる理由
メイの母が「毒親」にうつるのかどうかは、正直視聴者の主観による部分もあるかと思われます。
メイの母親が「毒親」として当てはまる部分は以下です。
・子供の意志を尊重せず思い通りにしようとする。
自分の親が「毒」とはいかないまでも、「やたら口出ししてくる!」「思い通りにさせてくれない!」という気持ちは子供のころ誰にでもあり、また親になると「なんでも子供の思い通りにさせる!」というわけにはいかない。
個人的にメイの母親は毒親という表現を使うとキツすぎる印象もありますが、愛が故に子供を束縛するタイプのようには見えました。
私ときどきレッサーパンダ以外で毒親がでてくるディズニー作品
ほかにもラプンツェルのゴーテル(ラプンツェルの育ての親)も毒親として定義されることがあります。
私ときどきレッサーパンダのタイラーの役割とは?
私ときどきレッサーパンダでメイにからんでくるいじわるな男子はタイラーです。
このタイラーがいるから、ある意味お話が「ああ、あるよね、こういうこと」になっています。いい意味で「おとぎ話」感が薄れるというか。(レッサーパンダに変身する時点でおとぎ話なのですが)
That Tyler Cake tho….We actually made a real life cake that looked just like that to celebrate when we wrapped animation🎉 #TurningRedWatchParty
– DS pic.twitter.com/mw3WL1wFMc— Disney and Pixar’s Turning Red (@PixarTurningRed) May 1, 2022
いじわるいうても、陰湿ないじめではないのですが、なんていうか「女子の揚げ足とって笑いをとれると思ってる男子」であり、こういうタイプって良くも悪くも「悪気はなく」クラスに1人くらいいるよねって感じでした。
タイラーについては最初はメイをからかったかと思ったら「レッサーパンダに変身できるメイを誕生日パーティーに呼びたい!」と言い出したり(あんなにからかわれたのに誕生日パーティーに行ってあげるメイ、優しすぎる)、意外といいやつなのかと思ったら、やっぱりマジで無理だわこの男子!となったけど、最後には意外なオチでメイたちと仲良くなる、というキャラクターです。
ちょっと変わってるメイをやたらからかうけど、実はタイラー自身も…。な感じでした。
私ときどきレッサーパンダは気持ち悪い?生理や毒親ネタとタイラーの役割 まとめ
私ときどきレッサーパンダは生理ネタがやや気持ち悪い、と感じる人もいるかもしれません。
メイの母には毒親気質がありましたが、どれほどの毒親と感じるのかどうかは視聴者によるかもしれないです。
いじわるな男子タイラーがいることで、より視聴者からの共感が得やすくなっているように感じました。