劇団四季のアナ雪はつまらない?ストーリーとヒュッゲについても解説

お出かけ(さいたま市以外)

劇団四季のアナ雪が「つまらない」と評価されることがあるので、なぜそのような評価が出てくるのかまとめました。
映画版とのストーリーの違いやミュージカルオリジナルの演出である「ヒュッゲ」についても調べました。

わたしは映画版の「アナと雪の女王」の大ファンでもあるので個人的には劇団四季版も大好きですが、「つまらない」説があるのもちょっと分からなくはない気がします。

・劇団四季のアナ雪がつまらないと言われる理由
・劇団四季版の映画とのストーリーの違い
・「ヒュッゲ」とは何?

劇団四季のアナ雪がつまらないと評価された理由

劇団四季のアナ雪がつまらないと評価された理由を考察してみました。

自分的には映画版も劇団四季版も「アナと雪の女王」は大ファンですが、一方でなぜ「つまらない」とされたのかを客観的な視点で見てみました。

※なるべくネタバレしない方向で書いています。

エルサの見せ場である「レット・イット・ゴー」に対してアナのソロ曲の「生まれて初めて」の演出が地味
もちろんエルサの「レット・イット・ゴー」がミュージカルのなかでも有名な曲ですが、アナの「生まれて初めて」も冒頭で人の心をつかむ歌だと思うんです!そのわりには演出がシンプルでアナのわくわく感がちょっと寂し気な感じになってしまっていたかな、という印象でした。でもよく考えたらアナがあのときこれからのパーティーを楽しみにしてたけど結局のところ「ひとりぼっち」だったので、あれでよかったのかな、という気もします。(わたしはエルサよりアナ推しです)

第一幕に聞き馴染んだ曲が集中している

これは「アナと雪の女王」映画版をみたときにも思ったのですが、物語の前半部分に歌がたくさん出てきて、後半からはあまり登場人物が歌わなくなります。
劇団四季「アナと雪の女王」はミュージカル独自の曲(アナとクリストフのデュエットやエルサの苦悩のソロ)なども追加しているのですが、それでも第一幕に映画で聞きなれていた曲が集中している印象でした。
第二幕からは知らない歌が多くなるので、そこで「つまらない」と感じてしまう人はいるのかもしれません。

 

ミュージカル独特の演出がはまらない人もいる
ミュージカル独特の演出がつまらないと感じる人もいるかと思います。劇団四季のアナ雪は「嵐」や「吹雪」を表現するのを人間が演じている場面があるのですが(これを表す単語があるらしいのですが見つからない…)、そこが「つまらない」というか微妙に感じられる場合もあります。

 

劇団四季のアナ雪のストーリー

劇団四季のアナ雪のストーリーは映画版と一緒ですが、映画版よりも各登場人物の内面を掘り下げたものになっています。

とくにエルサの自分が持つ魔法への苦悩とアナを家族として大切にする気持ちなどの心理描写はミュージカル版のほうが丁寧に描いていると感じられました。

クリストフとアナが、アナとハンス王子の名曲である「扉開けて」に対抗したような2人の歌である「愛の何が分かる」もストーリーにコミカルな要素を加えています。
ここでのアナの危険でもとりあえず思いのままに進んじゃう!性格が出ているですが、アナ役の女優さんの身体能力に驚かされます。

映画版の「アナと雪の女王」でもうちょっとここがあったらよかったというストーリーを、劇団四季版アナ雪は補っているような印象でした。

劇団四季のアナ雪のヒュッゲとは?

劇団四季のアナ雪の「ヒュッゲ」はミュージカル版のオリジナルソングなのですが、多くの人にインパクトを残す一曲です。
わたしのなかでは「とんちきソング」です。

第二幕のオープニングの曲でもあるヒュッゲだけど、「マジで!?」ってなりました。

第二幕開幕と同時にコメディ要素強めなオーケンさんが舞台から観客に呼びかけるのですが、ここはアドリブで面白いところです。
自分が見た回のオーケンさんは「ぴえん通り越してぱおん」と言っていて、ディズニーの世界なのに自由すぎて最高でした。

話を戻しますが「ヒュッゲ」は「レット・イット・ゴー」とは別の意味の衝撃でした。

「ヒュッゲ」の意味は「心地よさ」など意味は基本的にオーケンさん(映画版でアナに冬用のお洋服を売ってくれた人ですね)が歌ってくれます。まあそれ聞いても「結局何だ?」となるんですが。

こんな感じで観客も「ヒュッゲってなんだ?ヒュッゲとはなんぞ?」となっているうちにもとんちきソングを歌いまくるオーケンさんと仲間たち。

「ヒュッゲってなんかよう分からんが楽しいからいっか♪」くらいに妙に順応してきたあたりから衝撃の展開がはじまります。

「劇団四季マジで!?」ってなります。あわよくば記憶消してもう一回あのヒュッゲな衝撃を味わいたいと思うレベルの衝撃です。

以下ネタバレなので反転させています。

ヒュッゲのフィナーレは劇団四季による超豪華な「桶ダンス」でした。サウナに入っている人々が木の枝でいろいろ隠しながら(もちろん俳優さん・女優さんたちはベージュのなにかを着用していらっしゃいます)軽快に美しいスポットライトのなか踊っていました。

劇団四季のアナ雪はつまらない?ストーリーとヒュッゲについて解説 まとめ

劇団四季のアナ雪がつまらない、とされるのは第一幕に聞き馴染んだ曲が集中していることなどが考えられます。

ストーリーは映画と同じですが、劇団四季の「アナと雪の女王」のほうがより人物の心情を丁寧に描いているように感じました。

「ヒュッゲ」は劇団四季のミュージカルのオリジナルソングで、コメディ要素強めの歌です。

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました