4Townはなぜ5人?私ときどきレッサーパンダがオタクに刺さる面白い作品

ディズニー全般

ディズニー映画「私ときどきレッサーパンダ」にでてくるアイドルグループ4townについてと、オタクに刺さる作品である理由について書きました。

舞台は今から20年ほど前のカナダなのに、なぜか推し活ブームの今を生きる日本人にもオタク要素に共感できる面白い作品です。

・劇中に出てくる4townはなぜ5人なのかと、モデルはいるのか
・メンバーはKpopを意識してる!?
・なぜ映画がオタクに刺さるのか。
・キャラクターたちは過度にかわいく描かれていないからこそのリアリティ

4townはなぜ5人なのか

「わたしときどきレッサーパンダ」にでてくる4townがなぜ5人なのか、映画を見ていると疑問に思いますよね。

どういうことなのかを監督のインタビューが載っているサイトから引用したものを翻訳してまとめました。

わたしときどきレッサーパンダの4townはなぜ5人なの?

4town がなぜ5人なのか、いくつかの説が海外のサイトで見つかりました。

 

4town という名前の元ネタがそもそもメンバーの数ではない

トロントで流行っていたバンドである「b4-4」と洋楽グループ「o-town」をミックスした結果、4town という名前のバンドが劇中に登場することになりました。

 

https://www.thrillist.com/entertainment/nation/domee-shi-interview-turning-red-inspirations

 

4town は4という数に込められた意味

また、4townのメンバーは5人なので「4townなのに5人いる!」という感想になりますよね。

監督のドミー・シーは「メイの母が「なんで5人いるのに4townなの?」ときくのは、中国で4は不吉な数だから」と答えています。

「もともとは4人メンバーだけど5人目が追加されたという設定がある」そうです。

それによって、メイ自身が映画の最初では「仲良し4人組」なのですが、映画の最後には「仲良し4人組」に新しいメンバーが加わることも4townとメイを取り巻く環境に関連性を持たせています。

https://turningred.fandom.com/wiki/4*TOWN#Trivia

元ジャニヲタなわたし、メンバーが減るんじゃなくて増えるんてよかったねと心から思ったのであった。

4town にモデルはいる?

4townのモデルとなったのは監督自身が13歳の時に好きだったアイドルたちです。

具体的には「インシンク」「バックストリートボーイズ」あたりにインスパイアされているとインタビューで監督が答えています。

映画の公式Xにて、どうやって「ボーイグループ(アイドル)」のキャラ設定をしていくのか答えているものがあるのですが、メンバーは多様性と個性(キャラ)を重視して設定したそうです。

日本のアイドル文化に通じるものを感じた…

4townはテヨンに注目

4town のテヨンは名前からしてアジア系なのですが、BTSをイメージしたメンバーであることを制作側が公式に発表しています。

劇中での彼の仕草もK-popアイドルを意識したものとなっているのが、舞台が2002年に設定されているけれど映画がどこか今風に見えるポイントです。

https://www.sportskeeda.com/pop-culture/turning-red-director-confirms-4-town-s-tae-young-influenced-bts

私ときどきレッサーパンダはオタクに刺さる作品

13歳の少女の成長、親(ちょっと毒親気質のある母)から離れたいという気持ちが描かれている「私ときどきレッサーパンダ」ですが、オタクに刺さる作品としても評判が高いです。

主人公のメイが本当にオタクっていうか夢女子(妄想好きな女の子)っぽくて、そういう体験がある人には共感間違いなしな感じです。

 

私ときどきレッサーパンダはオタクの女の子の話

私ときどきレッサーパンダのメイはオタクです。

ジャンルとしてはアイドルオタク(4townのオタク)なのですが、自分と憧れの人の妄想をイラストにしてしまうのがアニメのオタクのような行動にあてはまります。
いわゆる「好きなキャラの妄想を絵にしちゃう」、「夢女子」のジャンルですね。

 

私ときどきレッサーパンダはオタク文化を意識してる?

私ときどきレッサーパンダの物語の時代設定は2002年で、舞台はカナダです。

ですが、なんとなく令和日本におけるのオタク文化・推し活文化とマッチしているような雰囲気を感じました。

好きなアイドルを親に理解してもらえない、自分がかいたオタク感満載なイラストを親に見られてしまう、というのもオタクあるあるなのですが、物語の終盤でメイにずっといじわるをしていたテイラーも実は…というのが、今風なオチのつけかただと思いました。

私ときどきレッサーパンダはブサイクではない!!

「私ときどきレッサーパンダ」はレッサーパンダに変身すること以外、どこにでもいそうな女の子とそのまわりの人たちの物語です。

この映画についてはキャラクターがブサイクという声もあるのですが、同じピクサーのアジア系をキャラクターとしている「ベイマックス」のヒロに比べると、ディズニー要素が少な目の顔立ちではありますがブサイクではないと思います。

「ベイマックス」のヒロは俳優の柳楽優弥さんの子役時代がモデルなのですが、目の大きさや顔立ちはアナ雪やラプンツェルなどのプリンセスもののピクサーのキャラクターに造形が近いように感じられます。
今までのディズニーキャラクターと比べると個性的な顔立ちに感じますが、メイは愛嬌があってとてもキュートです♡
メイの友達も、いわゆる美少女!!っていうよりもボーイッシュ系だったりクール系だったり、圧が強い系だったり…個性的なファッションや見た目をしていて、いわゆる今までの「ディズニーヒロイン」とは違う感じなのですが、元気な女子って感じがしてチャーミングです。

4Townはなぜ5人?私ときどきレッサーパンダはオタクに刺さる面白い作品 まとめ

4town に五人のメンバーがいるのは、グループ名の元ネタがあるのと、本編では触れられていないバックグラウンドストーリーがあるからです。
私ときどきレッサーパンダは日本のアイドルオタクや夢見がちなオタク女子に刺さる部分のある面白い作品で、時代は2002年の設定ですが今時のように感じられる部分もあります。
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