クリストフは臭いけどかっこいい?アナのことはいつから好きなのかを分析

ディズニー映画分析

アナと雪の女王のクリストフは臭いという設定ですが、そこに意味はあるのかを考察しました。
また、アナとクリストフの恋愛描写がいまいちわかりにくかったのですが、具体的にいつから好きなのかを分析しました。

・クリストフが臭いというキャラ設定
・かっこいい!という設定ではないのはなぜ?
・アナとクリストフはいつ恋に落ちたのかが分かりにくい理由

クリストフは臭いというキャラ設定

トロールがクリストフに対して「臭い」とコメントしています。
またクリストフ自身もトロールに言われる前にスヴェンとの歌のシーンで「人間はトナカイよりいい匂い (以下 トナカイのスヴェンの声マネ(実際はクリストフの独り言というシュールさ)君以外はな!!」と自分の体臭を自分でネタにしていう場面があります。

それをうけてなのか、アナと雪の女王のスピンオフ作品であるエルサのサプライズでも「クリストフにもシャワー浴びさせた」と笑いをとっているのですが、なぜ彼は臭いという設定なのでしょうか。

クリストフが臭いのは本当?

クリストフはトロールからの紹介ソングで「臭い」といわれています。厳密にいうと「清潔にしているのにちょっと臭い」です。

翻訳される前の歌詞もチェックしたのですが、「ちゃんと体洗ってるのになんか臭いんだよね」というようなニュアンスでした。

アナはクリストフと一緒にそりに乗っているけれど、そんなことは言いませんでした。
それはアナが「さすがにそんなこと言ったら傷つくよね」と考えている可能性もありますが、序盤ではクリストフとの口喧嘩が多いので、真実だったら勢いにまかせて言ってそうな気もしますが…

臭い、というかスヴェンといっしょにいるからちょっと動物みたいな匂いなのかな、と個人的には思いました。

クリストフが臭いというキャラ設定

仮にもディズニープリンセスであるアナの恋の相手なのに臭いってどういうことなんだ!?と思ったのですが、そこでよりクリストフの「リアルな人間らしさ」を表しているのかもしれません。

アナはハンス王子に出会って一目ぼれしますが、ハンス王子はどこか人工的で表面的なのに対してクリストフは血が通っている人間だからいいところばかりじゃないしいわゆる女子の理想を詰め込んだようなキャラクターではない部分が強調されているのではないかと考察できます。

正直アナ雪の監督には謎のターザンとのつながり裏設定よりもどうしてクリストフが臭いのか解説してほしいところです。

クリストフはかっこいい

臭いキャラとして紹介されるのと、明らかな美青年描写のないクリストフですが、だんだん魅力的に見えてくるキャラクターです。

クリストフのここが「かっこいい!」をまとめました。

クリストフはそもそも「かっこいい」設定なのか

クリストフは映画のなかで外見を褒められるような描写はありません。

ディズニープリンセスの恋の相手役は意図的にかっこよく描かれていたことを考えると(ラプンツェルのユージーンは女性スタッフがひたすらイケメンを追求したキャラクターであり、古い作品ですがアラジンはトム・クルーズがモデルです)、やや鼻が大きめでもさっとした印象のクリストフはいわゆる「かっこいい」「美形」設定ではないかと考えられます。

海外の反応もいくつか調べたのですが、「ハンス王子とクリストフ外見ではどっちがかっこいい?」に対しては「ハンス王子」のほうが多数派となる結果でした。

クリストフが「かっこいい!」と思えるとき

そんな感じであからさまに外見では「かっこいい」のかはやや微妙なラインのクリストフですが、アナが危険な目にあったら助けるところはやはりかっこいいですよね。

いわゆる内面を知っていくうちに良さが分かってくるキャラクターであり、それがハンス王子との対比になっているのだと思います。

 

クリストフはアナのことをいつから好き?

クリストフがアナのことをいつから好きなのかちょっとわかりにくいです。

また、アナがクリストフを好きなのかも分析しました。

クリストフはアナのことをいつから好き?

クリストフはアナのことがいつから好きだったのかは映画を見ても明確ではありません。
決定的な瞬間と言っていいのか微妙ですが、氷の城にいるエルサを訪ねたあとにマシュマロウに襲われてから、トロールに会いに行く途中の場面があります。
寒そうにしているアナに触れるのを戸惑い、暖かい煙みたいな場所に連れて行くシーンがあるのですが、そこである程度はアナのことをほんのりと恋愛的な照れもありつつ見ていたかもしれないです。

ディズニーで男女が結ばれるときって、基本的にお互いを見つめあうシーンが必ずあります。

アナとクリストフは2人でわちゃわちゃやってる場面が多くてお互いを見つめる時間がかなり少ないのでいつお互いに恋に落ちたのかがとても分かりにくいです。

そりに乗ってるときは隣同士だからね…

クリストフの生い立ちは幼少期はトロールに育てられ、大人になったあとも基本的にスヴェンと過ごしています。
それを踏まえると「人間の女の子」に出会い時間をともにするのもアナが初めてだったかもしれません。
アナもお城に閉じこもっていたところで、出会った男性はハンス王子とクリストフだけ、という設定です。そんな2人だからこそ、明確な言葉や行動で「恋愛対象として好き」というのは表れてないのかもしれませんね。

アナはクリストフのことを好きになったのはいつ?

逆にアナがクリストフのことを好きになったのはいつなのか、ですがこれについても決定的な瞬間はありませんでした。
旅のあいだにクリストフって頼りになるね!!と発言するなどある程度の好感度はあったのは事実です。

さらっと映画を見た感想だと「ハンス大好き!!」⇒「ハンスは裏切者!!真実の愛じゃない!」⇒「「氷を解かす真実の愛」はエルサとの姉妹愛だった」⇒ハッピーエンド!クリストフにキスしたい気分だって言われたからキスしたよ!!みたいな流れなのなので、なんとなくアナってその場の雰囲気だけで行動してないか!?っていう印象になりますよね…

おそらくアナが本当の意味で「愛」が何なのかを知ったのは、オラフの「アナのためなら溶けてもいいよ」のセリフの後だったり、凍った状態から溶けてからエルサの「わたしを助けるためになんてことするの?」のあとに自分から「エルサは大切な人だから」と言葉にしていったときに明確になってきたのだと思われます。
「エルサは大切な人だから」は吹き替え版のセリフで、ここは英語だと「あなたを愛しているから I love you」です。(ディズニープラス字幕版では「愛しい姉だから」のですが、「大切な人だから」のほうが分かりやすいですね)
(ちなみに「わたしを助けるためになんてことするの?」は英語を直訳してしまうと、「わたしのために犠牲になったのね」という意味合いに近くなります。)
人を大切にする、その人のためになにかしようとすること、その人を失いたくないと強く思うこと=愛 だとアナが認識したと分かる場面でもあります。

しかしながら正直なところこの変化によってアナがクリストフを友達以上に好きになる・キスするという恋愛的な愛を感じる のはなんとなく不十分でもあるように感じますが…
正直アナとクリストフは友情エンドでもそれはそれでよかったんじゃないかと思ってしまいました。

 

クリストフは臭いけどかっこいい?アナのことはいつから好きなのかを分析 まとめ

クリストフの臭い設定はおそらくキャラクターにリアルな人間らしさを出すためだったのかもしれませんが、深い意味を持つものなのかは謎です。

正直アナ雪の監督には謎のターザンとのつながり裏設定よりもどうしてクリストフが臭いのか解説してほしいところです。

アナのことをいつから好きなのか「見つめあうシーン」がほぼないので分かりにくいですが、映画を見ていると「友達」以上になにかしら意識しているような描写があります。

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